富士山お山開き
毎年7・8月だけで、約30万人もの登拝者が訪れ賑わう富士山。
その富士山の山開きにあたり、安全を祈願するお祭りが、富士山本宮浅間大社にて取り行われます。また、富士宮市では、開山を祝い「富士山まつり」として様々な行事が賑やかに行なわれます。
お山開きって、具体的には何をしてるの?
開山祭という、安全を祈願するお祭りが行われます。(7月10日 09:00~ 浅間大社にて)
この祭典が終了すると、湧水献上・山岳救助隊出発式・日英親善交流会・村山浅間神社等において開山式などが行われます。
20:00からは、白糸原手筒花火保存会による手筒花火の奉納なども。
当日以外にも、7月2日には境内に設けられた茶席で煎茶が振る舞われる献茶式や、ソーラーライトと富士山麓の竹、富士和紙などを使った灯篭が神社の境内を彩る、あかり絵・かみ灯りコンテストやミス富士山コンテストなどのイベントが盛りだくさん!
開山っていうけど、いつでも登れるんじゃないの?
富士山の登山道は、開通する時期が限られています!
それというのも、標高が3,000mを越える富士山は、山頂と平地の気温差が20度ほどにもなり、さらには駿河湾や相模湾・北側からの風が複雑に巻くため、高所では気流が安定しないという、とても厳しい条件になるからです。
真夏でも、頂上は真冬並みの寒さになるので対策が必要となります。
が!
眼下に見える雲海や、火山の火口に残る雪などが見られるのは富士山ならでは!
一年に二か月ほどしかない開山期間。この機会に登ってみてはいかがでしょうか。